MYSTIC Mountain
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山は静かに待っている
by eohiuchinada
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登山靴(冬期)
2009年 09月 19日 |
無雪期の登山靴は,登山靴というよりトレッキングシューズ。
本日の記事に興味がある方は,既に「山屋」の入口に立っていると自己分析しておいてください(^^)

いくら地球温暖化とはいっても冬は寒く,山の冬は雪も積もるし,ヤバサムです。
裏日本と呼ばれる山陰・北陸・東北・北海道の日本海側は,世界的にも稀な豪雪地帯~
北西の季節風が中国大陸から日本海を押し渡り,衝立のように立ちはだかる山々にぶつかるとき,対馬海流からたっぷり水蒸気を取り込んだ大気は海岸線から一気に急上昇され雲となり,凝縮した大量の水分を雪として放出します。 冬,太平洋側が乾燥した空気になるのは,水分を山に取られた冷たい乾燥した空気が吹き下ろすためで,土地により「六甲おろし」とか,「上州のからっ風」と呼ばれます。

後立山連峰の稜線
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年に何度も登るわけではありませんが,冬山の美しさったらもう言葉になりません。
出戻って2年目,最初は「冬山なんて危ないし」と思っていましたが,結局やっぱり冬山装備を買う羽目になりました。

ジャケットやオーバーズボンなどのウエア類は雨具を代用したりでなんとかなるとして,靴はどうにもなりません。
最初に買ったトレッキングシューズ,残雪期の3シーズンということでしたがクランポンを装着しても靴底の剛性が足りず全然しっかりしてくれませんし,なんと言っても足先が冷たくて冷たくて使い物になりませんでした。
山道具屋さんに相談し,山スキーを履いたりしてまでのツアーは考えていないということで奨められたのがこの靴。

BOREAL Superlatok(ボリエール スーパーラトック)
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スペインのクライミングシューズ・メーカー,ボリエールの雪山用シングルレザーブーツ。
シンサレート3層の保温材が入っていて,革製のシングルでは最高峰と言われてます。(た?)

一昔前なら,プラスティックブーツという2重靴が主流でしたが,外装のプラスティックが経年劣化で割れるという理由から年々新素材を複合した革ブーツに主流が変わってきています。
私がこの靴を買ったのも,ちょうど時代の流れがプラブーツから革ブーツに変わりかけた頃です。
カテゴリーは,クライミングブーツになるんだけど,ちょっと靴底が柔らかいのが難点。
平坦路は歩きやすいんだけど,クランポンを付けて前爪を効かせながら急斜面を登るとき,ぐにゃっとなるんです。
そんなところに行かなきゃいいんですが,冬山は雪崩を誘発するのを避けるため最大傾斜線(尾根)を真っ直ぐ直登するのがセオリーです。 暖かくて歩きやすく,とっても気に入っているのですが,2年後にはまんまと店員さんの口車に乗ってしまい,よりクライミング寄りの靴を買ってしまうことに。。。

ASOLO Alpinst GV(アゾロ アルピニステGV)
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こちらはイタリアのクライミングシューズ・メーカーで,超老舗であります。
シングルレザーはスーパーラトックと変わりありませんが,保温材が若干薄めで軽く仕上がってます。
希望通り,靴底のシャンクはガチガチ系でクランポン履いてもグニャグニャせずビシッと蹴り込みが決まります。
そのぶん平地ではロボット化は激しいですが(^^;)
全体にタイトな作りで,特にカカトのホールド感が素晴らしいのですよ。
メキシコの覆面レスラーっぽいキラキラ派手なところが,オジサンにはちょっぴりハズいんでありました。

いやもう,道具の進化というのは凄いもんですね~ 片足で1kgを切ってます(^^)
たかだか200gの軽量とあなどるなかれ。 バネ下荷重は小さいほど疲労度は少なくて済みます。
なんと言っても冬山では靴にクランポンやらスノーシューやらを付けますからねぇ。。。

グリベル エアーテック ニューマチック
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12本爪クロモリ鍛造  耐久性,信頼性はバツグン(のはず)なイタリアン野郎。 →岩場ミックスはこっち


シモン カイマンジラクル
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10本爪軽合金 航空機用の軽量合金を使った軽いフレンチ娘。 →低山とかで

とまあ,片足500gくらいのものが上乗せになるわけで,靴も軽くて暖かいのに越したことはないのです。
クランポンもですね,これらの上を見るとまたキリがないんですよ~
最新のヒマラヤサミッターさん達は,ブーツ状のクライミングシューズ(二重靴とオーバーブーツが一緒になった感じのもの)にクランポンがレディセットのオーダー靴を履いたりしているようです。

また今年もそろそろニューモデルが出る頃ですね。
アドバイスだけなら相談に乗りますよ(^_^;)
by eohiuchinada | 2009-09-19 17:57 | テクニカル
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