ガスストーブの寒さ対策 実験
2009年 12月 16日
お寒うございます。
この手の実験にはおあつらえ向きの冷え込みですね~こんばんみEOです。
↓
いきなり汚い鍋底のショットからですが、前日記事の予告通りフリーライトチャージャーの実力を試す実験です。
今朝からベランダに放置したガスストーブのOD缶に、職場ではお馴染みのアルコール棒状温度計(大気圧下で沸騰したお湯で100℃校正済みのもの)をパテ固定しておきました。
実験は、MSR Titan kettle 0.85㍑の常温水道水沸騰にかかる時間と点火から10分と15分経過のOD缶温度を、Case-1(FLC未装着)と、Case-2(FLC装着)で比較した。
出来る限り条件は統一したいが、なにせ引っ越して間もない集合住宅の共用部分「ベランダ」での実験。
前宅や屋外のように好き勝手は出来ないので火力は絞り気味とし、スタート時の火炎がほぼ同じ大きさになる感じで調整はしたがあくまで「見た感じ」。 よって沸騰までの時間は参考程度とされたい。
てか、こんなバカな実験自体参考程度としてください(^^)
先ずは、Case-1(フリーライトチャージャー未装着)
着火前のOD缶表面温度:8℃
10分経過時
水は約8分で沸騰。 10分経過でOD缶表面温度:4.5℃(開始時より-3.5℃)
15分経過時
煮立ったお湯は勿体ないので紅茶を淹れる。 OD缶表面温度:2℃(開始時より-6℃)
最終的に18分経過でOD缶表面温度1℃を確認。 この辺りで温度の下がり具合は鈍くサチュレートした感じ。
まあ、実際のフィールドでは20分も焚くことはないと思うので、15分をCase-2のためのターゲットとした。
このあと、入浴やら洗い物やらを片付ける間、冷えたOD缶が外気温度と一致するまで約1時間放置。
Case-2(フリーライトチャージャー装着)
外気温度が低下し、スタート時のOD缶表面温度:7℃
10分経過
水は約6分で沸騰、OD缶表面温度:8℃(開始時より+1℃)
15分経過
OD缶表面温度:8.5℃(開始時より+1.5℃。 先のCase-1で6℃下がったことを考えると優秀)
まとめ
フリーライトチャージャーを装着すると、凍てついたOD缶をガンガン暖めるほどの効果はないものの、未装着
では明らかにドロップダウンする火力・OD缶温度を一定に保てることが確認された。
物足りないように思われるかも知れないが,夏場にカセットコンロが爆発する事故なんかが報道されていることを考えると,メーカーとしては「温度維持」という微妙なポイントを導き出し製品化したものと思われる。
今回の実験に使用したOD缶は、EPI gas 純正のPOWER PLUSで、気化促進内部装置を持つ「冬用イソプロミックス」であるため、ノーマル缶よりは温度低下による火炎のドロップダウンは少ないことも体感できた。
一方、風影響やOD缶を雪上設置するなど実際のフィールドでは更に条件が厳しくなるだろう。
しかしフリーライトチャージャーはガスストーブの寒さ対策としては簡易かつ安全で有効と結論づけたい。
単体価格が高いこと、コンパクトな110サイズのOD缶には対応できないことに留意されたし。
この手のオプション品は、店頭在庫が無くなると次シーズンまで入荷なしとかメーカー都合で突然廃盤になることが多いので、いいなと思ったら早いうちに押さえたほうがいいかもです。
PS.
もうちょっとキビシイ条件設定をして実験を続けるつもりです。
この手の実験にはおあつらえ向きの冷え込みですね~こんばんみEOです。
↓
いきなり汚い鍋底のショットからですが、前日記事の予告通りフリーライトチャージャーの実力を試す実験です。
今朝からベランダに放置したガスストーブのOD缶に、職場ではお馴染みのアルコール棒状温度計(大気圧下で沸騰したお湯で100℃校正済みのもの)をパテ固定しておきました。
実験は、MSR Titan kettle 0.85㍑の常温水道水沸騰にかかる時間と点火から10分と15分経過のOD缶温度を、Case-1(FLC未装着)と、Case-2(FLC装着)で比較した。
出来る限り条件は統一したいが、なにせ引っ越して間もない集合住宅の共用部分「ベランダ」での実験。
前宅や屋外のように好き勝手は出来ないので火力は絞り気味とし、スタート時の火炎がほぼ同じ大きさになる感じで調整はしたがあくまで「見た感じ」。 よって沸騰までの時間は参考程度とされたい。
てか、こんなバカな実験自体参考程度としてください(^^)
先ずは、Case-1(フリーライトチャージャー未装着)
着火前のOD缶表面温度:8℃
10分経過時
水は約8分で沸騰。 10分経過でOD缶表面温度:4.5℃(開始時より-3.5℃)
15分経過時
煮立ったお湯は勿体ないので紅茶を淹れる。 OD缶表面温度:2℃(開始時より-6℃)
最終的に18分経過でOD缶表面温度1℃を確認。 この辺りで温度の下がり具合は鈍くサチュレートした感じ。
まあ、実際のフィールドでは20分も焚くことはないと思うので、15分をCase-2のためのターゲットとした。
このあと、入浴やら洗い物やらを片付ける間、冷えたOD缶が外気温度と一致するまで約1時間放置。
Case-2(フリーライトチャージャー装着)
外気温度が低下し、スタート時のOD缶表面温度:7℃
10分経過
水は約6分で沸騰、OD缶表面温度:8℃(開始時より+1℃)
15分経過
OD缶表面温度:8.5℃(開始時より+1.5℃。 先のCase-1で6℃下がったことを考えると優秀)
まとめ
フリーライトチャージャーを装着すると、凍てついたOD缶をガンガン暖めるほどの効果はないものの、未装着
では明らかにドロップダウンする火力・OD缶温度を一定に保てることが確認された。
物足りないように思われるかも知れないが,夏場にカセットコンロが爆発する事故なんかが報道されていることを考えると,メーカーとしては「温度維持」という微妙なポイントを導き出し製品化したものと思われる。
今回の実験に使用したOD缶は、EPI gas 純正のPOWER PLUSで、気化促進内部装置を持つ「冬用イソプロミックス」であるため、ノーマル缶よりは温度低下による火炎のドロップダウンは少ないことも体感できた。
一方、風影響やOD缶を雪上設置するなど実際のフィールドでは更に条件が厳しくなるだろう。
しかしフリーライトチャージャーはガスストーブの寒さ対策としては簡易かつ安全で有効と結論づけたい。
単体価格が高いこと、コンパクトな110サイズのOD缶には対応できないことに留意されたし。
この手のオプション品は、店頭在庫が無くなると次シーズンまで入荷なしとかメーカー都合で突然廃盤になることが多いので、いいなと思ったら早いうちに押さえたほうがいいかもです。
PS.
もうちょっとキビシイ条件設定をして実験を続けるつもりです。
by eohiuchinada
| 2009-12-16 23:28
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