MYSTIC Mountain
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山は静かに待っている
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OEMの摩訶不思議
2010年 04月 09日 |
OEM(オーイーエム)とはOriginal Equipment Manufacturerの略で他社ブランドの製品を製造する企業。
またはOriginal Equipment Manufacturingの略で他社ブランドの製品を製造することである(Wiki)

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どうですか!? 瓜二つに見えるこのストーブ。 社名は違うけどやっぱり同じモノなんです。
左がお隣韓国のメーカーKOVEAというアウトドア・ギアメーカーの"Titanium Gas Stove”って製品。
右がMaid in Japanを強く前面に押し出す燕三条の*社”ギガパワー・マイクロマックス”って製品。
生産は韓国なので,この場合,KOVEAがOEM元(元という呼称も変だが混乱を避けるため)というわけ。
もう1機種,*社でギガパワーマックスの名で販売しているストーブも,OEM元からはMOON WALKERという天国のマイケル兄さんもビックラな名前で販売しています。 あ~ややこし

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ワタシが*社製品をあまり買わないのは,国内での卸値を維持するために国産ブランドを消費者に意識させ,実はOEM製品もあったりするという「越後屋おぬしもワルよのう」的な企業の姿勢がどうも・・・
ワタシも出戻りハイカーになりたての頃は,大手量販山道具屋でいくつかモノを買いましたけどね。
いろいろ勉強した(仕事もしろ!)結果,もっと魅力的でハードコアな道具があることに気付いたわけでして。

モンベルと共に海外へも製品輸出している*社。
設計は*社だったとしても,当のOEM元が自社ブランドの刻印をしてまったく同じ製品を流通させているんじゃ,小売店に覇権の及ばない海外(主として米国市場)では価格競争に負けるでしょ!
それとも円高でもあるし,薄利の米国市場は捨てて主戦場は日本国内とばかりにKOVEAの日本国内流通に圧力をかけつつ,片や国内特約店制度で値崩れを抑えようって思惑がプンプンするんだな。
グローバル化で世界中から通販できる時代だからこそ,まぎらわしいことをしてアイデンティティを無くすのはどうか?
ストーブに限らず,いいオリジナル製品もあるんだから多角経営的にアイテム数を増やすんじゃなく,一本筋の通ったモノ作りをやって欲しいもんです・・・ってそうか,*社はオートキャンプ中心のレジャー用品ブランドだった。 いや,失言。
ウワサによると,ネット通販では製造元から流出したと思われる社名刻印無しの「ノーブランド品」が出回り,正規品定価の1/4くらいで売られているらしいから,足下をすくわれないことを願うばかりだ。





その点,Taku兄愛用の新富士バーナーSOTO マイクロレギュレーターストーブ SOD-300 なんかは,ガスもん専業の強みを生かし設計・生産まで一貫したオリジナル製品で好感度↑↑ UP
市場新規参入の後発メーカーらしく先行他社製品の弱点を徹底的に研究し,ツボを押えたモノ作りにより米BACKPACKER誌が毎年選考して業界では権威ある賞,Editor’s choice Award 2010 を獲得したことでも証明された。
同誌記事によれば,SOD-300を「Cold-Weather king(極寒王とでも訳すか)」と名付け,同社が開発・搭載した低温でも性能の落ちないレギュレーターを高く評価している。
Taku兄, choice good!


さてその新富士バーナー,二匹目のドジョウを狙って今夏リリース予定なのがコレ。
SOTO マルチフューエルストーブSOD-370
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Brunton Vapor-AF のOEMと思われ ノ(´д`*) eo的には好感度↓↓ ドーン
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これまた,ややこしや~ややこしや。 Amazon.comでは$227が,ディスカウントで$105.01・・・
英語ですが,テストレポートなんかはコチラ
backcountry.comでの製品情報表記を読むと,製造は中華人民共和国。
ついでに言うなら,タナケンさんのこの記事が無ければワタシも知らなかったと思います。 ブラントン。



何年か前に,*社がオリジナルのコンパクトガスストーブ・メタルクラブを同じようにプレ広告させておいて,開発遅れ理由で何度も何度も発売日を遅らせた挙げ句,初期ロットで不良を出しリコール対象になったことを思い出す。
因みに*社は,1999年にギガパワーストーブ地(ガス・オリジナル)で,2001年にはギガパワーストーブWG(液燃・オリジナル)という2つの製品で,Backpacker Editor's Choice を受賞している。
賞を穫ること,穫った製品が一番というわけではないが,少なくとも購入動機のひとつにはなるし受賞以前に購入した製品が後に賞に輝けばそのユーザーのヨロコビもひとしおだろう。 過去の受賞に奢ることなくユーザーのさらなる拡大と信任を得るためにも,新富士バーナーのマイルストーンは誠実に進めて欲しいものだ。


先日の記事であまりいい評価コメントをしていないSOD-370ではあるけれど,液体燃料とガスボンベのマルチフューエル対応は,業界の老舗,PRIMUS社と,先のBuranton社くらいしか製品を作っていない。
SOD-370の仕組みはこんなことらしい
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アウトドアフィールドでの実用面・耐久性・所有するヨロコビといった山道具ヲタな観点からもの申せば,
液燃・ガス対応っても,災害とかが無い限り液燃とガスの併用は望まないだろうな。

独り言として聞いてください・・・
MSRのマルチ機でもノズルジェットを替えてオリジナルの白ガスから灯油に油種変更しようと思わないもんね。
オリジナルのジェットでクルマのガソリンも使えるんだから不便には思わないよ。
燃料ボトルだって,油種ごとに買ったりしたら大変だもんね。
あとさ,SOD-370の付属品を見るとさ,「掃除針」とかあるじゃん。
掃除針は高校生の時に散々ひどい目にあったんだよね,マナスル(灯油ストーブ)で。
すぐ詰まるくせに,たいてい掃除をしたいときに掃除針が収納缶に入ってない。
結局,偏炎になっちゃってさ,ごっちん飯ばっかり食う羽目になったよな・・・

・ワンタッチの切り替えっていうけど,燃焼中はロックして欲しい。(ノズル根本にあるワイヤーがロック機構?)
・今はどっちの燃料側なのか?万人が分かり易いイラストを刻印するか,セット位置に識別色でも塗っておいて欲しい。

新富士バーナーさん,どうか最後の2点だけは自社名の製品版リリース前に改善検討ヨロシク!



既出ですが,所有の液燃ストーブ2種。
左:MSR Dragon Fly(ドラゴンフライ) 右:MSR Whisper Lite International(ウィスパーライトインターナショナル)
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この先,海外遠征とか放浪とかするかどうかは別として,国内の山岳トリップでも燃料がどうのこうのって問題より,実際面で困るのが故障・トラブル。 つまり,この手の道具のプロダクツとしての優劣は,如何にシンプルでメンテナンス性,汎用性が高いかってことに尽きると思う。

上の画像では,収納時の状態と展開状態を比較したものだが,まず美しい。
なんともいえず所有欲をくすぐる造形なんだな~

機能面でもMSR の液燃ストーブは殆どの機種に「シェイカー・ニードル」っていうセルフクリーニング機構が付いていて,たいていのジェット目詰まりは本体をシャカシャカ上下に振ることで解消され,また分解清掃が必要になったときでも簡単な工具があれば,その場で修理が出来るというのもいい。
もちろん,サービスキットを持っていることに越したことはないが,パーツの共用性とか汎用性,市場流通量を考えるときひとつのモデルが20年以上基本設計を変えずにロングセラーになっていることや,極地エクスペディションの遠征隊がMSRを選んでいることを我々は思い出さなければならない。


さて,SOD-370が西暦2030年にもアウトドアショップの店頭に並んでいるか・・・
植物由来のバイオマス燃料が市場拡大して行くだろう近未来,所有のMSR 2種以外では以下の機種がそのまま使えそうな気がするわけですよ。

OPTIMUS No.85 NOVA+ (とろ火運転が可能)
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PRIMUS Multi Fuel EX (SOD-370同様,液燃+ガスのマルチ対応)
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MSR XGK EX (前モデルのXGKは1969年に発売された息の長いモデル 軽油が燃せる)
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二日がかりのヲタ記事を我が友,Taku兄に捧ぐ
by eohiuchinada | 2010-04-09 00:20 | 道具
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