沈まぬ太陽

若松節朗監督,渡辺謙主演 山崎豊子原作「沈まぬ太陽」試写会を観てきました。
個人採点★★★★☆

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先週,Taku兄から「試写会のチケットが手に入ったけど観に行く?」とメールが入り,二つ返事でいただいた。
今日はそのTaku兄と教頭先生と私の三人で試写会会場へ。
会場に着いてみると,開場前なのに長蛇の列。 ビックリした。

まだ公開前ですし,延べで600万冊も売れた超ベストセラーだけに余り多くを語る必要もないか・・・
山崎豊子の小説で唯一映画化されておらず,また,映像化も難しいと言われた原作だけに興味も津々。
提供の新聞社・配給会社より舞台挨拶があり,応募総数7千7百通のハガキが届いたというところで「OH」と湧く。
また,都合3時間20分の大作なので途中休憩が10分入るとの説明も。

なんだろうな,トニカク良かった。
試写会場の椅子が悪く,いい加減お尻が痛くなるものの作品への集中力が切れることはなかった。

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原作は,主人公が労組で活躍しカラチへ左遷される「アフリカ編」から順を追って描かれているが,映画では「御巣鷹山篇」が冒頭になり,恩地の回想シーンでアフリカ編が盛り込まれる構成でクライマックスの「会長室編」へ。
涙なくして読めなかった原作「御巣鷹山篇」も,ポイントは押さえているのでやっつけ感はない。
帰り道,教頭先生に「宇津井健に三浦友和,これで百恵ちゃんがいたら昔の「赤い○○シリーズ」やな~」と言うと苦笑を買ってしまった。 恩地の妻・りつ子役に鈴木京香,遺族の妻のひとりに鶴田真由,どちらも声の好きな女優さんをいい役どころに使ってくれてて嬉しい(^^)
役どころといえば,最近TVドラマで再演された「白い巨塔(唐沢寿明が財前を主演)」で教授会を張り合っていた石坂浩二と品川徹さんが立場逆転で役を演じているところが面白かった。

オススメ出来ます。 是非!

そしてTaku兄,チケットありがとうございました。 また,是非(^_^;)
by eohiuchinada | 2009-10-14 00:45 | 映画