方言というもの

岡山県西部,本日の夕日
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広角レンズでもないのに広がるような空いっぱいの夕焼けが綺麗でした。

仕事柄,これまで日本全国を滞在型の出張で回ってきたワタシ。
方言とか方便と呼ばれる土地の言葉が好きです(^^)

そうゆうワタシも出身は四国・愛媛の新居浜市。
愛媛と言えば県庁所在地の松山とか道後温泉が全国区で,来月にはNHKで始まる「坂の上の雲」でも紹介されると思いますが,いわゆる「松山弁」の「~ぞなもし」となりますか・・・
原作者の司馬遼太郎氏も「日本一のんびりした方言」と評しています。

残念ながら,愛媛でもワタシの出身地である新居浜(東予)と松山(中予)ではまるっきり言葉が違ったりします。
我が故郷の方言をひと言でいうなら「汚い」もしくは「荒い」のです。

同郷の教頭先生は高校生からバレーボールをやっていて,対外試合で広島県に遠征したとき相手チームから「(言葉遣いが)恐い」とビビられたそうです。 ええ,あの菅原文太が「仁義なき・・・」で使っていた「わしゃあ,文太じゃけぇ~」って感じのがバリバリの広島弁で,全国的には殆どの地方の方は”どん引き”するほどの迫力がある方言なんですが,我が故郷の方言はその上を行く下品さであるということで。。 自慢!?

そんな故郷を遠く離れて四半世紀。
すっかり故郷の方言も出なくなったし,兵庫県で生まれ育った子供達は美しい関西言葉で純粋培養されたはずが・・・

我が長男カリメロ君は,岡山の大学に入って彼女が出来ました。
入学以来なので,もう2年の付き合いになります。
そして,そのカリメロ君,近頃何故だか我が故郷の方言で喋るようになってきました(>_<)

そう,なんの因果か大学に入ってつきあい始めた彼女というのがワタシと教頭先生の故郷,愛媛の娘だったりして。
全国的に見て影響力の強いと思われる関西弁をも矯正させる我が故郷の方言。
強烈すぎでしょ!?


さて,そんなワタシは先週末から岡山に居ます。
この岡山って土地もなかなか方言キツイの土地でありまして,現地の職人さんを相手に日々リスペクトされます。

岡山弁「監督さん,今日はでぇれぇきちぃが」
標準語「監督さん,今日はとても疲れますねぇ」

岡山弁「ぼっけぇ量のあるがぁ~」
標準語「また沢山ありますねぇ~」

岡山弁「そりゃぁ,おえんけぇ」
標準語「それはムリです」

語尾に「じゃぁ」「がぁ」が付くのが岡山弁の特徴であります。

アルバイト先では「じゃあじゃあ,ガーガー」の岡山弁。
彼女と会っては「ほうだろ,ほなけん」と新居浜弁。
息子よ,お前も因果な人生よのお~
by eohiuchinada | 2009-10-28 20:28 | 日々のこと